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【パーソナルトレーナーがクライアントと信頼を築くためのカウンセリング】Active IQで学ぶコミュニケーションの基本
― クライアントとの“関係づくり”が、結果を変える ―
「トレーニングメニューは完璧なのに、なぜか結果が出ない…」
そんな経験、ありませんか?
パーソナルトレーナーの仕事は、ただ体を鍛えることではありません。
一人ひとりの気持ちに寄り添い、「行動したい」と思えるサポートをすること。
Active IQ(イギリスの公的資格)のカリキュラムでは、
初回カウンセリングから継続サポートまで、
“人を支える対話スキル”を体系的に学びます。
パーソナルトレーナー未経験の講座生も、講座で学びを深め、
「話すことが苦手だったけど、相手の変化を感じられるようになった」と実感しています。
今回は、Active IQで学べる“信頼を築くカウンセリング”についてご紹介します。
聴く→要約→提案の三段構え
Active IQでは、カウンセリングを「聴く」「要約」「提案」の3ステップで行います。
聴く: 肯定的な質問で、相手の想いを引き出す
要約: 感情と事実を整理して、共感を伝える
提案: 選択肢を2つ提示し、本人の“自己決定”を促す
この流れを意識するだけで、会話の空気が変わります。
「押しつけ」ではなく「寄り添い」から始まるカウンセリング。
Active IQの授業では、こうした会話をロールプレイ形式で実践します。
“話を聴く力”を鍛えることで、クライアントの心に信頼の土台ができるのです。
トレーナーが陥りやすい3つの会話ミス
トレーナーとして熱心なほど、つい話しすぎてしまうことがあります。
でも実は、その「良かれと思った言葉」が、相手の行動を止めてしまうことも。
Active IQの授業でよく出てくる“あるある”がこの3つです。
① すぐに指示してしまう
聞き終わる前に「こうしましょう」と言ってしまう。
相手は「わかってもらえなかった」と感じてしまいます。
② 否定から入ってしまう
「それは違う」「こうじゃないとダメ」と言われると、やる気が低下。
まずは「それができているのがすごいですね」と肯定することから。
③ 要点を詰め込みすぎる
「姿勢も食事も睡眠も…」と情報を一度に伝えると、行動が止まります。
初回は“ひとつだけ”に絞る勇気を持つのがポイント。
Active IQのカリキュラムでは、こうした“言葉の癖”を講師や仲間のフィードバックで修正しながら、
より「相手に届く伝え方」を磨いていきます。
初回カウンセリングに使える5つの質問
① 目的
「このトレーニングを通して、どんな変化を感じたいですか?」
→ 数値ではなく、“なぜそれを望むのか”を聴く。
② 生活背景
「普段はどんなタイミングで体を動かしていますか?」
→ 習慣やライフスタイルを理解して、提案の土台を作る。
③ 経験
「今までに続いた運動や、うまくいった経験はありますか?」
→ 成功体験を拾い、再現できる要素を探る。
④ 障壁
「やってみたいけど、難しそうだなと感じることはありますか?」
→ 継続を妨げる“壁”を事前に共有してもらう。
⑤ 優先順位
「まずどんなことから始められそうですか?」
→ クライアント自身の“選択”を引き出し、行動への意志を確認する。
—— そう感じてもらえたら、それがもう“信頼のはじまり”です。
習慣化を支える“マイクロゴール”の立て方
カウンセリングで本当に大切なのは、「話して終わり」にしないこと。
Active IQの授業では、行動につながるマイクロゴール(小さな目標)の立て方を学びます。
難しいことを完璧にやるより、“できた”を積み重ねる方が人は続けられます。
今日の提案は“2択だけ”
「AかB、どちらがやりやすそうですか?」
この質問だけで、クライアントの表情が変わります。
“自分で選んだ”という感覚が、行動の原動力になるからです。
話の終わりには“次の約束”を添える
提案を伝えたあとに「次回、どうなっていたいですか?」と一言添えるだけで、
クライアントの中に“次のイメージ”が生まれます。
行動の習慣化は、強い目標よりも、具体的な約束から始まります。
Active IQのカウンセリング授業では、こうした小さな対話の積み重ねを通して、
「行動を導く」ではなく「行動を支える」力を磨いていきます。
まとめ:信頼はスキルであり、積み重ねで育つ
カウンセリングは、才能ではなく“トレーニングできるスキル”。
聴く・まとめる・提案する、この3ステップを繰り返すことで、
クライアントとの信頼関係は確実に深まっていきます。
Active IQの学びを通して育つのは、
「人を変える力」ではなく、“人が変わる瞬間を支える力”です。
大阪・兵庫・関西エリアで、本気で「信頼されるトレーナー」を目指すなら、
Active IQのカリキュラムがその第一歩になるはずです。
2026年より東京でもいよいよ開講します。お気軽にお問い合わせください。